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   地図記号は決まっているの?

 学校で地図記号を覚えさせられたことのある人は多いかと思います。また、社会科の試験にも出題された記憶がある人もいるかと思います。雑学本やテレビのクイズ番組なんかでも地図記号の由来が出てきたりします。

 ということは地図記号は決められており、一般常識として知っていなければならないものなのでしょうか。

 実はそんなことありません。地図記号は制作者が自由に考案しても良いのです。

 では、学校で覚えさせられた地図記号とはいったい何か。それは、国土地理院発行の地形図のみに使用される記号なのです。いわば国土地理院の著作物なのです。ですので、本来は勝手に模倣した記号を使用するのはいけないことだと思うのですが…。

 民間地図もおおむね地形図の記号に似せてあります(民間地図は国土地理院に測量成果使用承認申請の際に図式を提出しています)。それは、地形図の記号と違うことに違和感を持つ人が多いことに配慮しているためでもあり、神社や寺院の記号のように慣用的になってしまったものもあるためです。

 地理学を専門とする人や登山をする人は地形図図式を覚える必要がありますが、学校で子ども達にまで暗記させる必要があるかは疑問なところです。むしろ、地図を見る際は凡例を見て地図図式(記号など地図に表示する事項の規程)を確認する習慣をつけることが大切ではないでしょうか。

(まえ)

分県大地図の記号例