平凡社地図出版

平凡社地図出版

お知らせ一覧ページへ

information

  • 情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センターと株式会社平凡社地図出版は、『日本歴史地名大系』の機械可読データ化に向けた協働を推進し、このたび歴史的地名の「行政区画変遷」に関する大規模オープンデータ公開に関するプレスリリースを行いました。 <2023.10.18>
  • 学習地図ライブラリ特設ページに、搭載されているテーマ一覧を新たに掲載いたしました。 <2023.10.12>
  • 弊社で再構築を行った詳細国旗データを、BASEにて販売開始しています。 <2023.10.02>
発注なんかしたことない、という方
オーダーメイド MAP GALLERY
学習地図ライブラリー

総描とは重要な作業

前回「小縮尺こそ製作が大変」と申し上げました。

総描とは重要な作業

地図は原則的には写真と違い、「目縮め」ではありません。目縮めとは全てを一律に縮小することですが、1/10に縮小すると、1ミリ幅の線が0.1ミリになってしまいます。

また1/100万の地図上では1ミリは1000mになりますが、例えば、そこに河川や鉄道、道路が走っていた場合、最低でも3ミリ(換算すると3000m)は取られてしまいます。実際には数十mもない幅なのですが。

平凡社「プレミアムアトラス日本地図帳」神奈川・東京・千葉の1/45万データから全文字記号を消したもの。選択中の中央道は線幅0.7ミリだが、縮尺を乗じると315mとなり実際はそんな幅があるはずなく、地図ではきちんと見えるよう太く誇張して描いているのが分かる

実際日本では盆地や谷底平野を交通線が通っていますが、実測値で描画すると皆重なってしまいます。そこで重なった部分をそれぞれずらし(転移し)て見やすく表示しています。

平凡社「プレミアムアトラス日本地図帳」神奈川・東京・千葉の1/45万データを拡大表示したもの。正しい位置のまま線幅を与えると、多摩川・国道411号・青梅線がもっと近接して重なり合ってしまい不適切なので、嘘であっても交通線は山側にずらしきちんと見えるようにしてある

また細かく蛇行した河川、道路なども実際とは異なりますが、蛇行のイメージは表現します。

1/25,000地形図ベースのデータを大幅に縮小したもの。比較的忠実に描いたはずのヘアピンカーブの連続も、機械的に縮めてしまうと「いろは坂」のイメージには程遠い仕上がりに
平凡社「プレミアムアトラス日本地図帳」栃木・茨城の1/45万データを全文字記号消去の上一部抜粋したもの。この区間は曲線の連続であることを大げさに描き実態を損ね過ぎない工夫をしている

このように小縮尺の表現には「総描」(総合描示)という大切な作図作業があります。大縮尺の基本図をベースに考えますと編集図は絶えず「総描」という作業が伴います。地図を縮小するということは、常にその縮尺に対応した作図が必要となりますので、そう簡単ではありません。しかし、見やすく綺麗な地図を作るためには、と思えばやり甲斐のある仕事になりますね。

地図が気になる ニュースあれこれ

日々あふれ出るニュース・報道…そのほとんどが地図と結び付くと言って決して言い過ぎではありません。図化してビジュアルに見る方がはるかに分かりやすいこと、地理的な切り口でもって眺めることで新たな見方ができること…ニュースと地図と、ちょっと気になる事柄を地図屋が雑談も交えて「深掘り」します。

電話からお問い合わせ

tel

お気軽にお電話ください

03-6265-3821

お問い合わせフォーム

contact

*全項目が必須入力となりますので、ご記入よろしくお願い致します。