平凡社地図出版

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  • 情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センターと株式会社平凡社地図出版は、『日本歴史地名大系』の機械可読データ化に向けた協働を推進し、このたび歴史的地名の「行政区画変遷」に関する大規模オープンデータ公開に関するプレスリリースを行いました。 <2023.10.18>
  • 学習地図ライブラリ特設ページに、搭載されているテーマ一覧を新たに掲載いたしました。 <2023.10.12>
  • 弊社で再構築を行った詳細国旗データを、BASEにて販売開始しています。 <2023.10.02>
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自衛隊訓練場候補地・馬毛島のこと

聞き覚えのない島、どこにあるんだろう?

自衛隊訓練場候補地・馬毛島のこと

中国が海洋進出の動きを見せる中、ここのところ南西諸島をめぐり日本の防衛に関する報道がよく行われるようになっています。日本最西端の島として知られる与那国島に、自衛隊が駐留する話題もありました。

弊社地図帳の南西諸島図。宮古島や石垣島・西表島よりさらに西、尖閣諸島と並び中国に最も近い島の1つが与那国島

今回取り上げる「馬毛島」も、南西諸島を構成する離島のうちの1つです…と言われ、ピンポイントで場所が分かった方は相当な地理マニアと言ってよいでしょう。北東から南西へ弧を描くように連なる南西諸島は非常に多くの島からなり、中には岩礁程度の大きさしかないものも含まれていて、その全容を知ることは容易でない広さ・大きさがあるためです。

馬毛島、実は「宇宙センター」や「鉄砲伝来」であまりに有名な種子島のすぐそばだった!

自衛隊や在日米軍の訓練場候補地として、昨今にわかに見聞きするようになった馬毛島。地図を開けばそれは、種子島のすぐ西の沖合に位置することが分かります。これほど有名な島の近くなのに知名度に雲泥の差があるのは、種子島に比べればはるかに小さくて起伏のない平坦な島で目立ちにくく、加えて一定期間無人島であったことも影響していそうです。

米軍の訓練場として知られるのは、小笠原諸島の硫黄島です。太平洋戦争の激戦地、また今も活発な活動の続く生きた火山の島としても知られる島ですが、ハワイ諸島と日本との位置関係を考えれば米軍駐留も合点が行くものの、「絶海の孤島」には違いありません。しかも昨今、アメリカとの対立が顕在化する中国とは大きく離れており、より中国に近い位置で牽制したい思惑が働くのだろうと考えられます。

弊社にも蔵書のある「SHIMADAS〜シマダス」(2019年日本離島センター刊行)では、種子島に付随する無人島として記述されてはいますが、「現代」の項目だけで2段を占有するほど長い文章がしたためられており、そのほとんどが空母離着陸訓練場候補地としての記述で占められています。「滑走路の島」としては同じ南西諸島の下地島や伊江島が知られていますが、この馬毛島もゆくゆくは、滑走路が島の中心に鎮座するような島になってゆくのでしょうか? いたずらに緊張を高めるだけの島には、正直なってほしくないなと感じます。

地図往来

地図制作の現場体験から「地図」の魅力を多方面にわたり語って参ります。地図はおもに私達の生活する地球上の時空間の仕組みを図化するものです。従って、自然、人文現象等、森羅万象を対象といたします。縮尺の概念が絡む世界ですが、大変広域に、また奥深く・・・お楽しみに!

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